武道を練習するうえで、私が一番大事にしていることを書きます。
大事なことは、「霊主肉従」の存在を認識しながら、練習ですること。
「霊主肉従」とは、緊張や欲を排除し素直な「気持ち」で、ただ動くことだと、私は理解しています。
そこには、宗教もスピリチュアルもない。
自分の気持ちと体があるだけ。
使う言葉が非常に難しいけど、ここで言う「気持ち」とは
魂ほどは重くなく
意思ほど強くなく
何も考えないよりも清く
言葉で説明すると、こんな感じかなぁ。
意思で体を動かすのではなく、「気持ち」で体を動かすのだ!!
まあ、偉そうなことを書いていますが、私は出来ていません。
ただ、「霊主肉従」つまり、「気持ちで体を動かす」ことの重要性を認識している段階です。
でも、この認識が大事だと思うんだよなぁ。
武道を目指すならば、まずは「霊主肉従」つまり、「気持ちで体を動かす」ことを認識して練習した方がいいと思うのです。
私は5年前、47才で合気道を習い始めて武道の道を目指し始め、いまは合気道とは別の道場に通っているのですが、、、、
私が感謝していることは、「霊主肉従」の考え方を最初の段階で教えてもらったことです。そのような素晴らしい先生に教えていただいたことはとてもラッキーでした。
合気道は1年弱しか習うことができなかったけど、その間、「霊主肉従」の考え方をひたすら習いました。
当然ながら、当時は「霊主肉従」つまり、「気持ちで体を動かす」ことの意味がわかりませんでした。
意味が分かり始めたのは、つい最近のことかもしれません。
もちろん、意味が分かり始めただけで、まだ本当の意味の1%しかわかってないかもです。
ただ、0%と1%の差は大きいと思います。
理解度0%は「霊主肉従」つまり、「気持ちで体を動かす」ことの存在がわかっていない状態です。
一方、理解度1%は、その存在を認識している状態です。
存在を認識していることが、大事なことだと思うのです。
理解度は鍛錬さえすれば、いつか上がるはずだから、気にする必要はないと思っています。
大事なのは、武道の核心部分、言い換えると「目的地」を知っておくことだと思うのです。
自動車や鉄道に乗ってもアメリカには行けません。
アメリカに行きたいときは、飛行機や船に乗る必要があります。
目的地を知らないと、近くのスーパーに行く感覚で、つい自動車や鉄道に乗ってしまい、いつまでたってもアメリカには着きません。
ましてや、遊園地のパンダに乗っちゃうと楽しいだけです♪
目的地を知っておけば、飛行機や船を選ぶことができます。
確かに、武道や人生の目的地に着くのは大変なことだと思いますが、まずは目的地を知っておく必要があります。
私は、やっと目的地を知ったところです。
いまやっと、田舎の自宅から近くの駅に歩き始めたところかな?
アメリカまでどうやって行こうか、考えながら歩いている感じですね。
お金はないし、50才を過ぎて、体力も残された寿命も短いし、アメリカまでたどり着くか分かんねーけど、とりあえず歩くしかないっす。
まあ、いままで徘徊したり、色んな乗り物に乗ってきたから、目的地に近づくことはできるっしょ。
でもちょっと怖いことがあるんだよね
目的地に到着したら、実は目的地じゃなくてただの経由地だった、、、、
ってオチになりそうなんだよね。(笑)